競艇にのめり込み過ぎて、人生が終わったり、人生が狂ったりした方の体験談を紹介します。ここで紹介している事例を反面教師として、適度に競艇を楽しみましょう。
競艇で人生が終わった、人生が狂った人の体験談
競艇で人生を崩壊させた人はどんな体験をしているのか、SNSや掲示板、Yahoo知恵袋などの情報を事例として紹介します。
100万円単位で大負けした
ボートレースで人生が終わりました。半年で200万負けて貯金を失いました。まだ23だし幸い借金もありません。まだなんとかなりますか?
引用元:Yahoo知恵袋
競艇で人生が狂った人の中で、最も多いのが大金を失ったという体験談です。
「貯金を切り崩してしまった」というライトな人から、全財産を失った人、借金地獄に陥った人まで、お金がらみでの失敗事例は非常に多く見られます。
特に多いのが、負けが込んでくる中で「何とか取り戻さなければ」と焦り、高額で舟券を購入したものの、結局それも負けてしまうというケースです。
「ここで一発当てれば損失を一気に捲れる」と思って賭けると、大体負けて損失が膨らみます。どんどん損失が膨らむ中で、どこかで見切りをつける勇気がないと、人生を破滅させかねません。
嫁も子どももいるのに貯金を失った
29歳子供1人います。貯金約550万円ありましたがテレボートに登録して初めて78万円を当ててから何かがおかしくなり、あれよあれよと言う間に一ヶ月で450万円失い現在貯金100万になってしまいました。本当に情けないです。
引用元:Yahoo知恵袋
家族がいる方が、テレボートにのめり込んで貯金を大きく失ったという体験談です。この方は貯金の大部分を失っていますが、それでも100万円の貯金が残っているので、まだマシな状況と言えるでしょう。
また「一度は78万円を当てた」が、最終的には大負けに繋がっていることは重要なポイントです。もちろん大当たりすると嬉しいですが、それは同時に「ちょっとした利益の獲得では満足できない」と考えるようになり、どんどん競艇投票で無理をするきっかけになり得ます。
この方も、もしかしたら高額的中さえなければ350万円もの貯金を失うことはなかったかもしれません。万舟券の的中など高額配当を得た時こそ、「同じことはそう簡単に起こらない」と認識しておくことが大切です。
負けても負けてもやめられない
1日にして50万円失った時には、もう神経ずたずたされるのでもう止めようと思うのですが日経つと「そういえば断念した後に出目がきたよな~」なんてふつふつと気持ちが出てきてそして又やりだしお金を失ってそしてまたやっての繰り返しです。
引用元:Yahoo知恵袋
競艇を含め全ギャンブルで人生を狂わせる理由になりやすいのが、「負けても負けてもやめられない」ということです。損失状態が続いていると、どうしても「絶対に取り戻したい」「これだけ外したら流石に次は当たるはず」という気持ちが働いてしまいます。
これを心理学では「サンクコストバイアス」と言い、負ければ負けるほどギャンブルを止められなくなる理由です。
大きく負けていて,「もう止めたほうがよいのではないか」と思っていながら止められず,さらに負債を大きくすることがある。これは第一に,サンクコスト(ある案に投資した後で他の案に変更したとき,その投資資金のうち回収できなくなってしまう部分のこと)を避けたいためと考えられる。
また負けが立て込んできた時は、1回の投票金額が雪だるま式に大きくなるのも特徴です。はじめは数百円、数千円といった健全な金額で投票していたのに、損失が拡大すると少ない的中で大きく回収しようと思い、気づけば数万円、数十万円を賭けるなど金銭感覚が狂った状態に陥っています。
やめたいのに取り戻すことを考える
Q)競艇毎日もうやめると決めて明日もやっていますか?
引用元:Yahoo知恵袋
A)辞めることより、どうやって借金を返すかで頭がいっぱいになります。
競艇でどんどん損失が膨らみ、やがて借金にも手を出すようになると、「やめたい」と思ってもやめられなくなります。単に貯金を失うのとは違い、借金は返済しなければならないためです。
私も過去に借金をしつつギャンブルにのめり込んだことがありますが、その時は「どうすれば返済資金を稼げるのか」と24時間ずっと考えるようになりました。仕事にも集中できず、ギャンブルの必勝法などを必死に探す日々で、まさに人生が狂っていたと感じる時期です。
返せる当てがほとんどない借金をしている限り、「どうにかしてギャンブルで借金返済資金を作ろう」という気持ちからは逃れづらくなります。
気が付くとATMの前に立っている
Q)あなたは競艇の熱中症になっていますか?
A)朝イチから行って前半6レースまで不的中が続くと7レース辺りから本格的な熱中症にかかっています、
気がつくとATMの前に立っています。引用元:Yahoo知恵袋
競艇場や場外売り場で舟券を買っていると、気づけばATMの前に立って資金を引き出している人も多いようです。上記のYahoo知恵袋の体験談では冗談半分くらいの感じで記述されていますが、一種の病気に近い状態と言えるでしょう。
賭け始めるとやめられないというのは、現地で舟券を買う場合も、ネット(テレボート)で舟券を買う場合も同じです。投票の勝ち負けに関わらず、舟券売り場とATMを往復するのが当たり前になってくると、人生の破滅に近づいている可能性があります。
依存症になりテレボートの解約、再入会を繰り返す
競艇依存症です。
今年は入り競艇で100万以上使い100万ぐらい負けました。
テレボートの解約、再入会を繰り返してしまいます。引用元:Yahoo知恵袋
競艇でギャンブル依存症に陥った人は、「もう競艇はやめよう」と決意してテレボートから解約したのに、結局再入会して、また大きく負けることを繰り返します。一時的にはやめたつもりであっても、次第に競艇投票できないことにストレスを感じて戻ってきてしまうのです。
これも他の事例と関連しますが、大きく負けて膨らんだ損失を取り戻したいというのが大きな理由となります。
テレボートは解約だと翌日には再登録ができてしまうので、競艇をやめるための対策にはなりません。本気でやめたいなら、最低6か月間はいかなる理由があっても再開ができなくなる利用停止申請を行いましょう。
競艇で負けて膨らむ借金に、犯罪への誘いも受ける
借金が膨らむと、消費者金融でさえ借りれなくなった。それでも賭けたくてしかたなかった。金に困っていることを学生時代の知人に相談すると、「中国人との偽装結婚の話がある」と持ちかけられた。さすがに断ったが、道を踏み外しかけていることに気づき、恐怖を覚えた。
こちらは『withnews』に掲載されている体験談で、公立小学校教諭という非常にお堅い仕事をしている方が競艇で地獄を見た事例です。
当事者は「仕事が大好き。働いている時間が本当に楽しい」というほど仕事熱心の方なのですが、その裏では競艇や競馬などのギャンブルを通じて、800万円以上もの借金を作っています。
家賃の滞納や消費者金融の利用などを通じてどんどん金銭的に苦しくなり、しまいには犯罪への誘いも受けたとのことです。理性が働いて犯罪に加担することはなかったようですが、競艇で負け続けて追い込まれた人は、犯罪に手を染めて人生を崩壊させてもおかしくありません。
当てることよりも、賭けることに快感を覚えるようになる
こちらはギャンブル依存症のヒロマさんという方のYoutube動画で語られた体験談です。動画内容としては、カードローンの借入先を変更して、そこで得た資金を競艇の投票に使ったというものになります。
レースを重ねるごとにどんどん損失が膨らみ、その中で投票金額も増えていく様子は共感できる人も多いでしょう。
当動画のコメント欄を見ると「当てるよりも賭けることが快感」という内容も見られました。
当てることよりも賭ける事に快感を覚えてるようにみえます。全く同じ状況でした。
また動画のタイトルにも「賭けたい気持ちが抑えられない」とあり、これも競艇依存症によくみられる症状です。とにかく賭けたいという気持ちが強くなると、どんどん人生は狂った方向に進むので注意しましょう。
結婚前に「競艇をやめる」と約束したのに、子育て期に結局競艇での借金が発覚
何があっても手を付けずに来た生命保険を解約し、夫の借金返済に充てた。もちろん、「もう二度とやらない」と誓った夫の言葉があったからだった。
そんな思いは簡単に打ち破られる。数年後、再び夫がインターネットで競艇の舟券を買っていたことが発覚した。しかも、今度は300万円近い借金を作っていた。
結婚前に「競艇をやめる」という約束をしたのに、何度もその約束を破ったという夫の体験談が『yomiDr.』に掲載されていました。
結婚前にギャンブルに狂っていた状況でも結婚してくれたことに感謝すべきなのに、結局競艇に狂い200万円の借金を作っていたそうです。その時は既に子供もいて離婚の選択肢を取ることもできず、苦肉の策で生命保険を解約して借金を返済。
しかしその数年後にも再びネットで競艇投票をしており、今度は300万円もの借金を作っていたということです。この男性は妻には見捨てられず、一緒に病気の治療を頑張ろうという方向性になったので幸せだったでしょう。
このようなケースだと、家族に見放されて、すべてを失い、残るのは多額の借金だけというケースも多くあります。その結末が分かっていても、なぜかやめられないのが競艇の怖いところです。
一発逆転を夢見てはどつぼにハマって大負けの繰り返し
38歳の今からまたお金を貯めていく事がもう人生の折り返し点を過ぎた自分にはとてもしんどく感じてしまう事がありその度に競艇で一発逆転なんて気が起きてしまってどつぼにはまるこれまでの競艇をやってしまう自分のパターンです。
引用元:教えて!goo
こちらは「みんなが儲かっている」という10万円程度のマニュアル(有料商材)を購入したものの、不的中を繰り返しては赤字が400万円まで膨らんだという方の体験談です。
幸い借金はなく、結婚もしていないようですが、貯金をほぼすべて失ったようです。日頃から贅沢はせず、なるべく節約しながら一生懸命貯めた貯金だっだということなので、失った喪失感は非常に大きかったでしょう。
「もう一度貯金をしたい」という意欲こそあるものの、すぐには貯まらない状況に嫌気がさし、「もしかしたら一発逆転を狙えるのでは」と競艇で無理な投票をしては、結局大損するパターンを繰り返しています。
競艇で一番NGなのは一発逆転を狙うことで、ほぼ100%負けます。毎回大勝負をしていては、勝てるはずもなく、どんどん損失がかさみ、人生が終わってしまうことを理解しておくべきです。
競艇で人生を崩壊させないための対策
競艇は適切に楽しんでいれば、人生を崩壊させるほどの事態に陥る心配はありません。以下、競艇で人生を崩壊させないための対策を解説します。
余裕資金だけを使って舟券を購入する
競艇を楽しむ資金は、必ず余裕資金から捻出しましょう。生活費や家賃に手をつけたり、借金に手を出したりすると、それは人生を狂わせる第一歩となります。
「当たればラッキー。負けたら残念だけど後悔なし」という軽い気持ちで楽しむのが最も安全です。間違っても競艇で月収以上を稼ごうなどとは考えないようにしましょう。
投票する曜日や時間帯を絞る
競艇は毎日、朝から夜までレースが開催されています。
テレボートを利用してネット投票する場合、理論的には毎日数十本、数百本というレースで舟券を購入することも可能です。
しかし際限なく投票できるチャンスがある状態は、ギャンブル依存症に繋がります。必要以上に競艇に時間も資金も使いすぎないためには、投票する曜日や時間帯をしっかりと決めて、決めた時以外投票しないということを徹底しましょう。
「どうしてもどんどん賭けてしまいそうで不安」と感じるなら、ミッドナイトレースに絞るのもおすすめです。
ミッドナイトレースは平均して月に10日程度しか開催されません。さらにミッドナイトレースの終了はその日の全レース終了を意味するので、追加で舟券を購入しようとしてもできなくなります。
有料予想を参考にしない
いくつかのサイトやSNSなどで販売されている競艇の有料予想は、参考にしないのがおすすめです。有料予想は安くても数千円、高いものだと数万円という情報料を支払う必要があります。
もちろん当たれば高額配当を期待できますが、そんなに甘い話でもなく、高額の有料予想を買っても外れることは十分にあり得ます。また有料予想にお金を払っている以上、その資金だけでも取り戻したいという気持ちが働いて、どんどん賭けにのめりこんだり、賭け金額が大きくなったりする可能性もあるため危険です。
大勝利事例よりも人生が狂った人の事例を参考にする
競艇で賭けている人の事例を探すときは、大勝ちした人ではなく、競艇で人生が狂った人の事例を参考にしましょう。大勝ちした人のSNSや動画などを見てしまうと、「自分も同じように稼ぎたい」という憧れが出てしまいます。
しかし競艇での大勝利には再現性がなく、待っているのはどんどん損失が膨らんでいくだけの地獄の日々です。
一方でここでも紹介したような人生が狂った人の体験談を見ると、「こうなってはいけない」という意識が強くなり、無謀な賭けをしないための抑止力になります。とにかくやり込みすぎは絶対にNGであることを、頭で理解しておくことが重要です。
なるべく堅実な賭け式で投票する
競艇で賭け式を選ぶ時は、拡連複(ワイド)や単勝、複勝などがおすすめです。
これらの賭け式は堅実な賭け式であり、高オッズは付きません。つまり的中した時も、獲得できる払戻金はやや小さめになります。
堅実な賭け式で賭けて、堅実に払戻金を回収していれば、金銭感覚が狂う心配がありません。一方で3連単や3連複などの難易度が高いオッズで賭けるのは危険です。
これらは大きなオッズが付くので的中時の高額配当を狙えますが、当たる可能性は非常に低くなります。
ほぼ外れると分かっているのに、高いオッズばかり狙うようになります。それで外れるとダメージが大きくなり、敗北のスパイラルに入ってしまいます。
分かって外すとダメージが大きい | ボートレース(競艇)【マクール】
賭ける度にハズレが続くので負のスパイラルに陥り、「取り戻すまでやめられない」という考えに繋がるのです。
また万が一高額配当を当てたとしても、それはそれで満足できるハードルを高めるリスクがあります。例えば1回万舟券を当てれば、次回以降の賭けで10倍や20倍のオッズを的中させても、なかなか満足感は得られないでしょう。
すると一度に高額賞金を回収できるように高オッズ舟券や高額投票を繰り返すようになります。競艇は無理に稼ごうとするのではなく、コツコツと堅実な稼ぎを目指すのが、安全に楽しみ続けられる方法です。
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